みなさん、こんにちは。おっさんデザイナーのミノルです。 先日「KAJITORIという会社からAmazon OEM」というメールが届いたので気になって見てしまいました。 内容はAmazonを使ったネット物販でしたが、副業初心者には儲からない事が判明しちゃいました。 これから物販を副業にしてみたいとお考えの方は参考にしてみて下さいネ。 それではいってみましょ～！
目次
KAJITORIの無料動画講座を知ったきっかけ
私がKAJITORIの無料動画講座を知ったのは、普段利用しているメルマガスタンドから届いた上の写真のようなメールでした。 【号外】ネット上に毎月20万円のキャッシュマシーンを構築できる不労収入って知っていますか？ さらに、当社は再現性が高く、初心者でもできる副業しか紹介しないという文言がありました。 ここのメールは普段から為になる情報が多かったので、思わずに最後まで読んでしまいました。 しかし、このメール。 じつは・・・「号外メール」だったんです。
おっさん、不労収入という言葉に弱いからな～
いや、副業についていろいろな情報を集めていただけなんだけどね
号外メールというのは、掲載料を払えば自社の商品やサービスをメルマガの読者に向けて「号外」という形で発信できるというものになります。
その証拠に「当ご案内に関するお問い合わせはKAJITORI様へお願いします」と書いてありました。
そういえば、1か月ほど前にこのメルマガスタンドが「号外メール」の掲載会社の募集をしているというメールが届いたのを思い出しました。
それを改めて見返してみると「メルマガ読者20万人に、あなたの商品や媒体をアピールできて497,000円なり」という内容でした。
掲載する会社については最低限は審査するのでしょうが、そのサービスの実際の評判や再現性までは分からないのが実情だと思います。
そもそもOEMとは何？
そもそもOEMとは何なのか、初めて聞いたという方の為にウィキペディアで調べてみると・・・
OEM（オーイーエム、英: original equipment manufacturer）は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である。
日本語では「相手先（委託者）ブランド名製造」、「納入先（委託者）商標による受託製造」などと訳される。
引用元：https://ja.wikipedia.org/wiki/OEM
と書いてあったので、他の会社が製造した製品を自社のブランドとして販売するビジネス形態のようです。 身近な例では、コンビニやスーパーの「プライベートブランド商品」もこのOEMの一種になります。 その号外メールに書いてあったのは「KAJITORIのAmazon OEMビジネス」というもので、その内容は・・・ ネット上に資産構築ができるので、一度仕組みを作れば、仕組みから収益が生まれる 初心者でも再現性が高く最短3ヶ月で月収100万円を達成も可能 ビジネスを売却し、一気に資産を作り出すことも可能というビジネスのようです。
Amazon OEMの無料動画講座を運営している会社は？
ここで、このAmazon OEMの無料動画講座を運営している会社や責任者が誰なのか、信頼のおける会社なのかを一応確認してみました。 リンク先の専用ページの一番下にある黄色で囲った「特定商取引法に基づく表示」を押してみると下のような会社が出てきました。
●特定商取引法に基づく表示
| 販売業者 | CHINANOMY PTE LTD |
|---|---|
| 所在地 | 50 Raffles Pl, Singapore 048623 |
| 販売価格 | 各ページをご参照ください。 |
| 代金の支払方法 | 銀行振込クレジットカード |
| 商品代金以外の必要料金 | 消費税、振込の場合：振込手数料 |
| 商品のお届け方法・時期 | 各販売ページに特段記載がない場合は、4営業日以内に、メールにてダウンロードページをご案内致します。 |
| お申込みの有効期限 | お申し込み後7日以内にお願い致します。4日以内にご入金がない場合は、キャンセルとさせて頂きます。 |
| 返品・キャンセル・中途解約等 | 情報という商品特性上、原則返品・返金は承っておりません。販売ページに返金保証等別途記載ある場合は、そちらを優先と致します。 |
| 免責事項 | ご購入の商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証するものではありません。 |
この動画講座を運営している会社ですが、住所が日本国内ではなくシンガポールになっていました。
さらに運営代表者や電話番号・メールアドレスの記載もありませんでした(-_-;)
くんくん、なんか嫌な匂いがするやないか
無料講座なのに代金の支払い方法は書いてあるんだよね
KAJITORIのAmazon OEM無料動画講座の内容
KAJITORIのAmazon OEMの無料動画講座の内容がメチャクチャ気になった私は、まずLINEに登録することにしました。 LINEに登録すると【公式】KAJITORIという所からメッセージが届き、一番最初に「物販適正診断」をするように促されました。 物販適正診断が無事終了してからやっと上の写真のようなLINE限定の無料動画に辿りつきました。 動画は約1時間ほどで全部で12の章があり、その大まかな内容は以下のようになります。
１.プレゼントの紹介 動画を最後まで見た方には「5万円を即金で稼ぐ方法」「儲かる商品を見つける方法」「儲かる商品リスト10」という3つのプレゼントを差し上げますとことでした。
2.初心者がやるべき副業 これから副業をしたいと考えている初心者が成功するのは、ネット物販である。そしてAmazonを利用することである。
３.Amazon OEMをおすすめする理由 中国のアリババには激安の商品が沢山あるから、アリババを使って日本のAmazonで商品を売る。 アリババの商品は9割がノーブランドなので、それにロゴを付けるだけ。さらに国からの補助金ももらえる。
４.Amazon OEMで得られること（ネット物販はまだまだ伸びる） コロナの影響もあってネット物販は前年よりも3倍に伸びている市場である。
５.Amazon OEMで得られること（経済的な自由が得られる） 開始3か月で月収100万円達成した人もいるので経済的な自由が得られる。 Amazonに実際にある商品をアリババで探して、その商品を代行会社を通じて送ってもらって日本で販売するだけ。
6.Amazon OEMで得られること（時間的な自由が得られる） ネット物販のデメリットには、「配達がめんどう」「お客様の対応がめんどう」「在庫をおくと家の場所を取る」がある。 これを解決するのがAmazonのFBAというシステムで全てアマゾンが代行してくれることで時間的自由が得られる。
7.資産になる 稼ぐことが出来るようになったら、Amazonアカウントを売る事ができる。不動産と同じような価値を持つ。
8.Amazon OEMで成功する人としない人 Amazon OEMで成功するには、独学でやることはお勧めしない。 体験に基づいた知恵が必要なので必ずやった人から教えてもらうこと。また、裏技を使うことも大事。
9.ワークショップの概要 Amazon OEMの裏技をワークショップだけで公開します。7日以内の申し込みで無料で参加できる。
10.ワークショップの参加特典 「儲かる商品のリスト公開」「Amazon OEMの裏技を教えま」「180ページのAmazon OEMのスタートアップマニュアル」秘密のサロンに参加可能。
11.ワークショップの質問 ワークショップにはZOOMで参加できる。約3時間のワークショップでマンツーマンで指導する。
12.サロンメンバーのオフ会のインタビュー Amazon OEMで成功した方々のインタビューが数多く紹介されていました。 無料動画講座の最後には・・・
通常ですと、ここで有料のスクールや商品を紹介するサイトに行くのですが今回は見当たりませんでした。
その代わりに、オンラインで参加できるワークショップに参加するように促されます。
詳しい内容や費用などはワークショップに参加した人だけに教えるよというスタンスですね。
KAJITORIとはどんな会社？
ここで素朴な疑問が浮かびました。それはこのLINEの送り主の【公式】KAJIOTORIという言葉です。 最初に飛んだ専用ページにはシンガポールの会社が記載されていたはずですが、今度は違う会社？が出てきたので念のために調べてみました。 KAJITORIとはどんな会社なのか、Googleで検索してみると上の写真のようなスクールが存在しました。 こちらを運営している会社は正式にはRIDE IT PTE. 株式会社と言って下のようなプレスリリースがありました。
RIDE IT PTE LTDは、世界中にいるスタッフ全員が完全リモートで働くビジネスコンサルティング会社です。個人事業主・経営者様向けのビジネススクール運営、ビジネスコンサルティングを提供しております。 （私達 RIDE IT PTE LTD は）時流に乗った最新の副業スキルを学べるサービス『KAJITORI』の運営を通し、独立起業を目指す方向けに、経済的・精神的自立を促し、副業スキルを学ぶことの出来るサポートを提供します。 これまで、全国で1000名を超える受講生をサポートする中で、初心者やビジネス未経験の人でも効率的に結果を出すための再現性の高いノウハウにとことんこだわり、お客様目線のサービス作りに重きを置いたサポートを徹底してきました。 （ここにプレスリリースとして）RIDE IT PTE LTDは、時流に乗った最新の副業スキルを学べるサー『KAJITORI』を2022年7月1日(金)にローンチしたことをお知らせいたします。
●会社概要
| 会社名 | RIDE IT PTE. 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 105 セシル ストリート シンガポール 069534 |
| ホームページ | http://rideit.website/ |
こちらの住所もシンガポールやないか
世界中にスタッフがいるからシンガポールなのかな？
気になる参加料金は？
KAJITORIのAmazon OEMのワークショップには基本無料で参加できるようです。
また、後から書いたKAJITORIのネットスクールのほうも同様で肝心の参加費用の掲載はなくて、検索しても金額は分かりませんでした。
ワークショップは無料で参加できるようですが、その後に有料のスクールや商材を勧められる可能性があります。
私も10年ほど前に都内で行われた無料セミナーに参加したところ、最後に40万円くらいする有料コースの勧誘を受けた経験があります。
ちょうどクレジットカードを持っていかなかったので、その場の契約を逃れる事ができましたが危ないところでした。
だいたい最後に高額なコースが出てくるパターンあるあるだな
オンラインのワークショップだからすぐに契約はないと思うけど
KAJITORIのAmazon OEMの手順
KAJITORIのAmazon OEMの手順は、動画の中でも公開していましたが、それを簡単にまとめると以下のようになります。
STEP
中国のアリババからAmazonで売れそうな商品を代行会社を通して買う。
STEP
その商品にタグ付やロゴの刻印をして、自社ブランド商品化する。
STEP
日本のAmazonで自社ブランド商品として販売する。
つまり、中国の安い商品を代行会社を通して輸入して、自社ブランド商品として高い値段で日本のAmazonで売る。 日本では仕入れ値の何十倍で売れるので、個人でも月に100万円くらいの利益になるという仕組みだそうです。 これは、もう完全に小さいながらも輸入ビジネスの形になっているので、商品を仕入れる目や資金管理などのビジネススキルが要求される世界だと感じました。 また、Amazonには買った人の評価コメントが載るシステムがあるので中国の粗悪品だった場合は売れなくなる恐れも十分にあると思います。 なお、在庫を持たずにネットショップが運営できる「ドロップシッピング」というのもあります。気になる方はこちらの記事をあわせてご覧下さい↓
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KAJITORIの口コミ・評判
KAJITORIのAmazon OEMの4つのメリット
ここでKAJITORIのAmazon OEMの主なメリットを4つ挙げてみたいと思います。
経済的な自由が得られる
まず1つ目は、経済的な自由が得られるということです。 中国のアリババから激安の商品を安く仕入れて高く売ることで当たれば大きな利益をもたらし、経済的な心配がなくなります。 また、ビジネスで一番難しい問題は「集客」ですがAmazonが代わりに集客してくれるので初心者でも売れる仕組みです。
時間的な自由が得られる
続いて2つ目は、時間的な自由が得られるということです。 一般的に物販のデメリットとして「配達が面倒くさい。お客様対応が面倒くさい。在庫が増えて置く場所に困る」ということが挙げられます。 しかし、Amazonのシステムを利用すればそんな面倒くさい作業から解放されるので自由な時間が増えます。
大きな資産になる
続いて3つ目は、大きな資産になるということです。 ビジネスが軌道に乗り利益が出ているAmazonアカウントはネット上でを売却することが出来るので、一気に資産を作り出すことも可能です。 月の売り上げの数十倍の値段がつくケースがあるので、このビジネスを続けると不動産と同じような資産になります。
経験した人から教えてもらえる
最後に4つ目は、経験した人から教えてもらえるということです。 KAJITORIではネット物販を経験した人から教えてもらえるので、本やYouTubeなどから学ぶのと違い実践的なノウハウが身に付きます。 そのため、副業の初心者にとって独学で学ぶよりも確実に成功への最短ルートを知る事ができます。
KAJITORIのAmazon OEMの4つのデメリット
なお、KAJITORIのAmazon OEMの主なデメリットは以下の4つです。
売れる商品を見つける目が必要
まず1つ目は、売れる商品を見つける目が必要になるということです。 このビジネスの一番難しい点はなんといっても「商品選定」ですから、Amazonで売れる商品を見つける目が重要になってきます。 動画では「儲かる商品の見つけ方」も教えると言っていましたが、もしも仕入れた商品が粗悪品だった場合はクレームが発生するというリスクもあります。
仕入れにお金がかかる
続いて2つ目は、仕入れにお金がかかるということです。 無料動画では、アリババからの購入は最低2個からできるので商品が売れなかったとしても少ない金額で済むと説明されていました。 しかしながら、代行業者や日本のAmazonへの出品料などの商品の仕入れにはどうしてもお金がかかります。
輸入代行業者の信頼の問題
続いて3つ目は、輸入代行業者の信頼の問題があります。 このビジネスは中国から輸入代行業者を通して商品を買うので、その輸入代行業者が信頼できる会社なのかという不安があります。 Amazonが倒産することは今は考えられませんが、輸入代行業者はトラブルになったり最悪の場合は倒産も考えられます。
料金体制がよく分からない
最後に4つ目は、料金体制がよく分からないということです。
ネット物販で成果を出している体験者から裏技を含むノウハウを教えますと動画では言っていました。
しかし料金に関する口コミはネットでは見当たらず、具体的な料金体制がよく分かりません。
個別相談の後で料金が表示されると思われますので即決しないで慎重に考える事をおすすめします。
まとめ
いかかでしたか？今回は「KAJITORIのAmazon OEMは儲からない？無料の動画講座を実際に見た感想と評判」というテーマで書いてみました。 まとめとしてはKAJITORIのAmazon OEMで儲けるにはある程度の物販のビジネススキルが必要になると思います。 KAJITORIではそのノウハウを教えてくれると言っていましたが、いくら位なのか詳細がよく分かりませんでした。
ネット物販は結構手間がかかるから面倒くさがり屋の私には無理だね
大体おっさんは仕入れの資金がないんじゃないかい
物販の経験のある方・自己資金のある方ならばトライしてもいいかもしれませんが、副業の初心者の方はおすすめすることはできません。 以上、おっさんデザイナー・ミノルでした。 記事の内容や副業の事がわからない！という方は私にサクッと気軽に相談してみてください♪
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