加給年金に必要な書類はこの4つ。給付の条件や金額から申請手続きの手順まで解説。

加給年金に必要な書類
皆様、こんにちは!

副業十色 おっさんデザイナーのミノルです。

「年金をもらい始めたけれど、思ったよりも少ない金額なので増やす方法を探している」

「妻が65歳になって年金をもらうまであと5年もあるので、それまでが心配だ」

とお悩みの方はいませんか?

そして、こう思いませんでしたか?

「今まで何十年も会社に厚生年金を払い続けたのに、なんか損をしたような気がする」

ちょっと待ってください。

じつは厚生年金に20年以上入っていた方は、国民年金に入っている人よりも優遇されているって知ってました?

あなたに65歳未満の配偶者、18歳未満のお子さんがいるのであれば「年金の家族手当」のような嬉しい制度があるんです。

それは「加給年金」と言います。

今回は、加給年金に必要な4つの書類と給付の条件や金額から申請手続きの手順まで解説していきます。

それでは、いってみましょ~
目次

加給年金とは何なのか?

まず、加給年金って初めて聞いたけど何なの?という方の為に基本的なことからお話しますね。

加給年金とは、厚生年金の加入期間が20年以上ある人が65歳になり厚生年金を受け取る際に、65歳未満の配偶者か18歳未満の子供がいる場合に受け取れる年金のことです。

扶養する家族のいる人が本来の年金に上乗せで受け取れる年金なので「おまけ年金」とか「年金の家族手当」と言われることがあります。

※加給年金は、自営業やフリーランス等の国民年金の方には適用されません。

おっちゃんは個人事業主だから、これには該当しないんじゃないの

これでも昔はバリバリのデザイナーで正社員で勤めていたんだよ

この年金が生まれた理由

この年金が生まれた理由を、よくある年上の会社員の旦那さんと年下の専業主婦の家庭を例にお話します。

旦那さんが定年退職して年金を受け取れたとしても、奥さんは65歳になるまで自分の年金を受け取れません。

旦那さんの収入が少なくなって家計が大変になる事が想定されるのでそれを避けるために、この年金は生まれました。

国民年金に加入している自営業やフリーランスの人は、定年退職という概念がないので、このような家族手当的な制度が存在しないのでしょうか?

なんか、国民年金よりも厚生年金のほうが優遇されているような気がするのは私だけでしょうかね。

国民年金と厚生年金の違いは

国民年金と厚生年金の違いは、みなさんご存じかと思いますが、今さら聞けない年金の最も基礎的なことをおさらいしておきましょう。

「国民年金」は日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人(学生も含む)が加入する年金で、
「厚生年金」は会社員や公務員が加入する年金のことです。

国民年金の保険料は原則全員が同じで定額、厚生年金の保険料は収入に対して定率になります。

加給年金の給付の2つの条件とは?

年金イメージ
加給年金の給付を受けるには以下の2つの条件があります。

1つ目は、厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あることです。

厚生年金(会社員や公務員)に入っていた期間が合計して20年以上ある人。

※自営業やフリーランスは国民年金なので残念ながらこの支給には適用されません。

2つ目は、厚生年金の被保険者が65歳時点で、生計を維持している65歳未満の配偶者か、18歳までの子がいることです。

※該当の配偶者または子供の収入が、年収850万円未満または所得が655万5千円未満であること。

※同居していること(別居していても仕送りをしている、健康保険の扶養親族である等の事項があれば認められます)

おっさんデザイナーの場合は

おっさんデザイナーの場合は、現在自営業とパート社員のダブルワークですが、若い頃は正社員として厚生年金を払っていました。

年金振込先の担当者の方に私の年金支払いの期間を調べてもらったところ、なんとか合計20年以上に達していました。

それによりますと、私が65歳になったらこの加給年金が受け取れることが判明いたしました!!

妻も65歳になるまで自分の年金をもらわなくても代わりにこの加給年金がもらえるようになります。

年金事務所に行って過去の支払い状況を確認するのは大事なんだね

おっちゃんのように数々の会社を渡り歩いても合計で20年以上あればいいんだ(笑)

加給年金で奥さんが受け取れる金額はいくらになるの?

年金を受け取る奥さん
加給年金で奥さんが受け取れる金額は具体的にはいくらになるのかという点が気になりますよね。

例えば、旦那さんが65歳で奥さんが60歳の家庭の場合は、加給年金額が223,800円(年間)

それに特別加算額165,100円(年間)がプラスされて、1年間では388,900円。

月額にすると約3万2400円とかなりの金額がもらえる嬉しい制度です。

その金額が奥さんが65歳になるまでもらえるので5年間では194万円にもなります。
※実際の金額には年齢や年収により個人差がありますので詳しくは年金事務所でご確認ください。

加給年金の申請手続きの手順

加給年金の申請手続きの手順は下のような流れになります。

加給年金は、条件を満たした上で申請手続きを行わなければなりません。手続きは「年金事務所」または「年金相談センター」で行います。
STEP
加給年金の申請に必要な書類を準備する
STEP
近くの「年金事務所」または「年金相談センター」で申請手続きを行う
STEP
申請手続き後、日本年金機構から「加給年金の手続のお知らせ」が届く
STEP
お知らせに同封されている「返信用はがき」に必要事項を記入して返送する

加給年金の申請の際に必要な4つの書類とは?

加給年金の申請の際には以下のような4つの書類が必要になるので事前に準備しておきましょう。
  • 老齢厚生年金・退職共済年金 加給年金額加算開始事由該当届
  • 受給権者の戸籍謄本または戸籍抄本
  • 世帯全員の住民票の写し
  • 加給年金額の対象者(子供や配偶者)の所得証明書または非課税証明書のどちらか一方
加給年金額加算開始事由該当届
上の写真の「老齢厚生年金・退職共済年金 加給年金額加算開始事由該当届」は日本年金機構公式ホームページからダウンロードすることが可能です。

戸籍謄本(戸籍抄本)や住民票の写しは、いずれも加算開始日より後に発行されたもので、かつ提出日から6か月以内のものでなければ認められないので気をつけましょう。
戸籍謄本
写真はイメージです

加給年金の口コミ・評判

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は「加給年金に必要な書類はこの4つ。給付の条件や金額から申請手続きの手順まで解説」という内容で書いてみました。

加給年金をもらえる条件に当てはまる方は必要な4つの書類を事前に用意しておきましょう。

なにしろ、年金が月額約3万円も増えるかもしれない嬉しい制度ですから絶対に忘れずに申請して奥さんやお子さんの為に使ってあげて下さいね。

おっちゃんもやっと奥さん孝行が出来るんとちゃいますの

本来カミさんに支給される年金だから、着服しないで全額キチンと渡すよ!

以上、おっさんデザイナー・ミノルでした。

記事の内容や副業の事がわからない!という方は私にサクッと気軽に相談してみてください♪

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この記事を書いた人

デザイナーの仕事しながら副業に挑戦しているミノルです。
このブログでは副業の体験や情報を多くの人にお伝えしています。

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